【持木彩伽のTint Voice】第二十三話：生徒さんとの会話 食べる力が命を延ばす

【持木彩伽のTINT VOICE】

第二十三話：生徒さんとの会話 食べる力が命を延ばす

【 知って得する声コラム 】

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第23話：生徒さんとの会話 食べる力が命を延ばす

つい先日のこと
98歳の母親の介護をしている生徒さんとの会話で改めて実感したこと書き留めます。

その日は突然にきました

病院からの１本の電話です。
『コロナ禍で本当は面会できませんが、もう長くないので会いに来てください』
『ご家族で自由に過ごされてください』とのこと。

喪服や葬儀の準備も全部しながら、せっかくの最後の時間だから好きなことをさせてあげよう！そう思った生徒さんは、 母親は歌うことが大好きだったので耳元で音楽を聞かせ、そして点滴だけだった母親にご飯を食べさせてみました。

すると、ごっくん・ごっくん・・・と食べるは食べる！！

そうなんです！
実は歌う筋力と食べ物を飲み込む筋力はとても似ているのです！！
なので歌が大好きだった女性は身体が衰えても喉の筋力が残っていたので食べることができました。

食べることができた母親は、みるみる回復し今では退院したそうです。
歌う楽しみと食べる楽しみを味わいつつ、元気に暮らしているとのこと。

生徒さんは実感したそうです。
『私も近い将来、介護される側になるけれど長生きのために今レッスンを頑張ります♪』

こういう話を聞くと改めて歌の力は凄いなと感じました！
もちろん歌だけではなく朗読や音読も有効ですので、ぜひ未来の自分へのプレゼントとして
今できることをしてみませんか？

持木彩伽 Tint Room