【持木彩伽のTINT VOICE】
第二十話:睡眠不足が与える声への影響
【 知って得する声コラム 】
総レッスン数35000時間超えのボイストレーナーが声のお役立ち情報をお送りします!
第20話:睡眠不足が与える声への影響
- 声を出すと喉がカサつく
- いつもより集中力が続かない
- 高音が出しにくい
睡眠不足の翌日、こんな経験ありませんか?
しっかり睡眠をとるのはパフォーマーにとってすごく大切なことです!
寝不足でパフォーマンスしても、あまり本調子がでないことは何となく予想はつくと思いますが、そんな時どうしたらいいのでしょうか?
睡眠と声の関係について考えてみましょう。
声をだすこと・ボイストレーニングには睡眠がとても大切
声をだすことはスポーツにとてもよく似ています。
体の状態=声のパフォーマンスに直結します。
体を楽器にしている以上、身体の状態がそのまま声に反映されます。
寝不足が与える声への悪影響とは?
寝不足は声に大きく影響を与えます。
でもどうしてなのでしょうか?
声を使う仕事の人にとってなぜ睡眠不足が良くないのでしょうか。
声帯のむくみで声がカサついたり、枯れやすくなったり、寝不足の翌朝に声がかすれた経験はありませんか?
朝まで飲んだり、カラオケに行ったりして朝方、声が枯れていた経験はありませんか?
これらはすべて睡眠不足による声帯の疲労が出ている状態なんです。
声への悪影響①
声帯の疲労が回復しない!
寝不足により身体の疲労がとれないのと同じように声帯も疲れがとれていない状態に陥ると声のパフォーマンスに大きく影響します。
体の疲れが取れていない状態では体も声帯も固まっています。
その状態で声を出してもなかなかいつも通りに声をコントロールできないのです。
声への悪影響②
集中力が続かない!!
寝不足により集中力が持続できない状態では気持ち良く声をだすことができなくなるものです。
そんな日は早め早めに寝ましょう。無理はしないでゆっくり休みましょう。
十分な睡眠をとって身体を万全な状態にすること。この切り替えも大切です。
起床後すぐに歌うのはNG!
また補足ですが「起床後すぐに大きな声を出す」というのも寝不足の状態と同じく避けた方が良いでしょう。
起床後すぐは声帯も寝起きの状態、つまり動きが悪い状態なのです。
また、しっかり目覚めていない状態なので集中もできないでしょう。
起床してからパフォーマンスするまでには
- 1. 水分をしっかり取る
- 2. 柔軟体操をし身体と声を少しずつ温めていく
- 3. しっかり目が覚めてから本格的にボイトレをする!
(※起床して3時間後が目安)
いきなり全力で声をだしてしまうと喉を壊してしまう原因になってしまうので、これらのルールを守って正しくボイトレをするようにしましょう!
持木彩伽 Tint Room
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