【持木彩伽のTint Voice】第十八話:親の滑舌が子どもに影響される?!

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第十八話:親の滑舌が子どもに影響される?!

【 知って得する声コラム 】


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第18話:親の滑舌が子どもに影響される?!


子どもの「滑舌問題」には親の滑舌が影響されると考えられています。
例えば 『 サ 』 行の発音が苦手な方は 『 し 』 が 『 ひ 』 に聞こえたり、タ行だと 『 ち 』 が 『 き 』 になってしまうことがあります。


子どもの場合の滑舌は、病気でない限り発声方法ではなく発音時の舌の位置や舌先の使い方に問題があると考えられます。
様々な原因が考えられますが以下に、代表的な原因をいくつか挙げてみます。

  
1. 聴覚障害
  
聞き取りが困難であるため、発音が正確でない場合があります。
  
2. 舌の筋肉の発達不足
  
舌の筋肉が未熟である場合、言葉をはっきりと話すことができないことがあります。
  
3. 口呼吸
  
鼻呼吸ではなく口呼吸をすることで、口の中が乾燥し、舌がうまく動かなくなることがあります。
  
4. 緊張
  
人前で話すことに緊張するため、言葉が詰まったり、うまく話せなくなることがあります。

3~4歳では、まだ発音がはっきりしていなくても大丈夫ですが、親の声や発音を聞いて子どもは育つので親や教育者が話しかける時・本を読む時にきれいな発音や声で話すことがとても大切です。
普段の生活の中で、正しい発音を真似させるだけでも必ず滑舌はよくなります。
それほど子どもの吸収力は大きいものです。
特に小学校へあがるまでには、きちんと治してあげたいですね!


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大人になってから治すのは癖がなかなか抜けず、すごく大変です。
滑舌の悪さは子どもが言葉を正しく発音することを妨げ、その結果、読み書きのスキルやコミュニケーション能力に影響を与えることがあります。
子どもの滑舌の悪さを放置しないように注意し、積極的に改善することで言語発達を促進し、将来の成功につながる基盤を築くことができます。

まず『 うちの子は大丈夫かしら? 』または『私は発音できているかしら?』と思われましたら50音を普通の速度で発音してみてください!

発音できていない音がないかチェックすることから始めましょう。
苦手な発音がわかると、何を意識して改善すれば良いかが明確になります!!

  • あえいうえおあお
  • かけきくけこかこ
  • させしすせそさそ
  • たてちつてとたと
  • なねにぬねのなの
  • はへひふへほはほ
  • まめみむめもまも
  • やえいゆえよやよ
  • られりるれろらろ
  • わえいうえをわを
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持木彩伽 Tint Room

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