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歌舞伎は世界進出できるのか?今後の展望について

歌舞伎は世界進出できるのか?今後の展望について

歌舞伎は世界進出できるのか?今後の展望について

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日本が誇る文化の一つ「歌舞伎」

劇場まで足を運ばなくとも、テレビや本などで見て知っているという方は多いはず。
そこで今回は日本が誇る伝統文化「歌舞伎」の世界進出についてまとめてみました。

■歌舞伎とは?

まずは歌舞伎についてかるくおさらいしておきましょう。

歌舞伎の語源は「傾く(かぶく)」から来ているといわれています。
派手な外見で常識から外れた行動に走る、いわば「変わり者」「風変りな者」を表す言葉として、戦国時代から江戸時代初期にかけて流行しました。
歌舞伎のルーツはこの「傾く」から来ており、これまでの常識にとらわれず人々を楽しませるものとして現代にも受け継がれています。

■「成田屋」「音羽屋」「中村屋」は世界でも通用する?

「○○屋」とは歌舞伎の舞台に足を運んだことのある方なら聞き馴染みがあるはず。
「いいぞ成田屋!」
「音羽屋!!」
といった掛け声は観客席からもよく聞かれます。

これは「称号」といい、つまり屋号のようなものです。
それぞれの役者はこの称号をもっています。
歌舞伎に詳しい方はこの称号を見ただけで芸風や特徴が分かるともいわれています。
そして観客は役者を名前で呼ぶのではなく称号で呼ぶのが一般的なのです。

今回は世界でも高い評価を誇る「成田屋」「音羽屋」「中村屋」の3つをご紹介します。

・成田屋
成田屋は歌舞伎の世界でも最も有名な称号。

300年以上の歴史を誇るのが特徴です。
成田屋は歌舞伎界の名門「市川家」が家元となっています。
ここまで来たら歌舞伎に詳しくない方もピンとくるでしょう。
市川海老蔵さん率いる歌舞伎の名門一家です。
国内のみならず世界にもファンが多く、今後も活躍が期待されています。

・音羽屋
俳優としても活躍する尾上松也さんに関連する音羽屋。

音羽屋の将来を担う役者としても期待されています。
初代尾上菊五郎さんの生まれが京都の清水寺に近く、境内の「音羽の滝」にちなみ音羽屋という称号で始まりました。

伝統文化を大切にする京都らしさが世界にどこまで通用するのか注目が集まります。

・中村屋
戦争や経営悪化によって一時は後継者が途絶えてしまった中村屋。

途絶える前までは中村屋ではなく、中村座と名乗って活動していたとされています。
そして昭和に入り、17代目の中村勘三郎を継ぐ者が現れてから「中村屋」の称号に変わったため、中村屋自体の歴史はまだ浅い方なのです。
しかしここ数年では「中村兄弟」で有名な勘九郎さんや七之助さんが大きく活躍していることから、今後の活動にも期待が集まります。

■世界で公演された歌舞伎の種類

歌舞伎が初めて日本を飛び出したのは1928年のこと。
ソ連(現在のロシア)で公演された歌舞伎は、予想以上の成功を収めました。
そこから今日に至るまで歌舞伎は世界各国を訪れるようになり、36か国110都市を超える公演数をこなしています(平成29年時点)

1978年にはオーストラリア講演で「歌舞伎は旅する大使館」と高い評価で有名に。

政治や経済以外にも「伝統文化」という側面からも、良好な海外交流を可能にするという意味があります。
歌舞伎がこれまでに積み上げてきた独特の伝統が世界に大きく評価された瞬間でもありました。

■歌舞伎を世界中の人々に知ってもらうには?

最後は歌舞伎を世界中の人々に身近に感じてもらうための方法をいくつかご紹介します。

・SNSの力を使って発信
地道な宣伝努力はもちろんのことですが、もっと効率よく世界中の人々に知ってもらうにはSNSの力も必要です。

1人の口コミが100人にも200人にも広がる効果があるのですから、SNSを使わないわけにはいかないでしょう。
役者本人が広めつつも、実際に歌舞伎を体験した観光客などに広めてもらうのも充分な効果が期待できます。

・歌舞伎を観なくても体験できるスポットを知ってもらう
日本を訪れる外国人観光客は、滞在中の計画が決まっていることが多く、いきなり「歌舞伎を見よう」とはならないのです。

しかし実際に歌舞伎を見られなくても、歌舞伎を体験できる場所があります。
それが「銀座歌舞伎座」の中にある「歌舞伎座ギャラリー」
これなら歌舞伎を見る時間がなくても歌舞伎を知るきっかけにも繋がります。

こういった施設が海外にも進出できれば、歌舞伎はもっと世界の人々に親しみを持ってもらえるのではないでしょうか。

・歌舞伎とのコラボ商品の充実
外国人の歌舞伎に対するハードルを下げるのも大切なポイント。

歌舞伎を初めて知る外国人にとっては敷居が高いのが課題の一つにもなっています。
そこで考えられたのがアニメと歌舞伎のコラボです。

有名アニメの「ワンピース」とコラボしたワンピース歌舞伎はその成功例と言えるでしょう。
歌舞伎とコラボすることで「難しい」というイメージも柔らかくなるはず。
まだ日本でしか公演されていませんが、きっかけがあればワンピース歌舞伎も世界に進出してほしいですね。

■まとめ

今回は歌舞伎の世界進出についてご紹介しました。

歌舞伎の歴史は数百年にも及ぶ、日本が誇れる伝統文化です。
そんな歌舞伎が世界中の人々に親しまれるために日本は何ができるのでしょうか。
2020年には東京オリンピックも控えています。
「日本って素敵だね!」と言われるように、今一度歌舞伎についておさらいしておきましょう。

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