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ヴァイオリニストになる難易度について…どれほどの難関なのか

ヴァイオリニストになる難易度について…どれほどの難関なのか

ヴァイオリニストになる難易度について

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ヴァイオリニストになる難易度について…どれほどの難関なのか

自分の子どもにはヴァイオリンを習わせたい、既に習っていて夢中になれるからもっと極めたいという方の中には、将来ヴァイオリニストになることを夢見ている方もいるでしょう。
テレビでその演奏を見ると、ヴァイオリニストという職業はとても華やかな世界に感じますよね。
しかし、そこに至るまでには、才能だけでは成し得ない、並々ならぬ努力などが背景にあります。
そこで今回は、ヴァイオリニストになることがどれほど難関であるのか、その道のりを解説します。

●ヴァイオリニストになるために必要なこと

・幼少期から練習を始める
音楽の感性や、しなやかな指の動きなどを習得するためには、3~5歳の間の幼少期からヴァイオリンを習い始める必要があります。

またその練習の質や量も大切で、フロリダ大学のエリクソン教授の研究結果によると、7~20歳までの間に行った練習の質や量によって一流のヴァイオリニストになれるかそうでないかが変わるようです。

一流のヴァイオリニストとは、その人によって価値も様々ですが、独奏者として活動できるソリストのことをいうようです。
研究結果によると、ソリストになった人は、この年齢の間に1日4~5時間もの練習を没頭して行っていたそうです。

一方、ソリスト以外のオーケストラ団員や音楽大学の講師になった人は、1日2~3時間の練習を行っていたようです。

しかし子どもが自ら1日にそれほど長時間、没頭して練習することができるでしょうか。
遊ぶ時間を削って練習するため、気づいたらこんな時間が経っていたというほどヴァイオリンを弾くことに没頭できる子でなければ、この練習量を継続することは難しいでしょう。

・音楽大学進学に必要なレッスンを受ける
ヴァイオリニストになるためには、演奏技術を上げるだけではなれません。
将来、音楽大学に進学するために必要な教養を身に着けておく必要があります。

ここでいう音楽大学とは、東京音楽大学、東京芸術大学、桐朋学園大学、武蔵野音楽大学、洗足音楽大学、国立音楽大学などの有名な大学のことです。

それでは、このような音楽大学に入学するためにはどのような教養を身に着けておく必要があるのでしょうか。

音楽大学の入試はヴァイオリン演奏だけではなく、ピアノ演奏やソルフェージュが必須となります。
ソルフェージュとは、楽譜を読み書きする基本訓練のことで、主に以下の三つの内容に分けられます。

1.読譜訓練
楽譜を読んで音をイメージし、イメージしたことを楽器で表現して演奏することです。

2.初見
楽譜をみただけで、練習することなく演奏することです。

3.聴音
音を聴いて楽譜に書き取ることです。耳コピのようなことです。

これらを幼少期から、ヴァイオリンのレッスンのほかに受けておく必要があります。

・感性を磨く
ヴァイオリニストとして、演奏が上手なのは大前提です。
それよりも重要なことは、演奏する曲に込められた思いや、その曲が作られた背景を知り、自分なりの表現で演奏することです。

そのためには、音楽の歴史を知ることや、音楽を表現するために必要な感受性を磨くことが大切です。

その方法の一つに留学があります。
演奏される曲は海外の曲であることが多いことから、その曲が作られた地に留学することで、その歴史を肌で感じることができます。また、留学が難しい場合でも、普段から映画鑑賞をして役を演じている人の気持ちになる訓練も効果的とされています。

●音楽大学進学までにかかる費用
音楽大学進学までには、レッスン料や楽器購入など、多額の費用がかかります。まず、ヴァイオリンのレッスン料は月8~14万円と、塾に行くよりもかなり高額です。その他にもソルフェージュのレッスン料は月2~3万円、ピアノのレッスン料は月2~3万円かかります。

レッスン以外にも、ヴァイオリン自体の購入が必要です。ヴァイオリンの値段はピンからキリまでありますが、音楽大学に行く場合には最低でも300万円くらいの高額なものを購入する必要があるようです。弓もまた100~300万はするようです。

実績作りのために発表会やコンクールにも出ることがありますが、それぞれ平均年に2~6万はかかります。

総合すると、音楽大学進学までに1人につき4,500万かかるとされています。ヴァイオリニストになるためには、経済面がネックになることで諦めなくてはならないケースも。努力や才能だけではどうにもならない面もあるようです。

●音楽大学卒業後、ヴァイオリニストになるまで
苦労して音楽大学に入学できたとしても、その全員がヴァイオリニストとして活躍できるわけではありません。ヴァイオリニストを職業とするためには、ソリストやオーケストラ団員になるなどの選択肢がありますが、どちらも難関なコンクールに入賞したり、オーディションに合格しなければならず、大変狭き門とされています。

・ソリストになる
ソリストになるために最低必要なことは、国際コンクールで入賞以上が必須となります。賞を取ることでメディアなどにも取り上げられ、注目を集めることができます。それがきっかけで演奏会を企画してもらえたり、一流オーケストラとの共演などの機会が与えられたりすることもあります。

国際コンクールとは、チャイコフスキー国際コンクールやパガニーニ国際コンクール、ヴィエニャフスキー国際コンクール、などの有名なコンクールが挙げられます。

・オーケストラ団員になる
オーケストラ団員になるためには、国際コンクールで上位に入賞すればスカウトされることもありますが、オーディションを受ける方法が一般的です。しかし、入団できる人はオーディションで1位になれた人のみと、大変狭き門といえますね。

まとめ
華やかな世界で活躍するヴァイオリンニストは、その夢を叶えるために幼少期から遊ぶ時間も惜しまずに練習してきた努力家ばかりです。
必要なのは努力だけでなく、多額の費用がかかるため、誰でも簡単に目指せる職業ではないようです。
それでも夢を叶えたい場合は、奨学金制度や特待生になることで学費が免除になる制度を利用する手段もあります。
難関であることを理解した上で、夢を叶えるためのステップを計画的に組み立てていくことが大切ですね。

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