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パフォーマンスアートとは?そもそもアートって何?

パフォーマンスアートとは?そもそもアートって何?

パフォーマンスアート

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パフォーマンスアートとは?そもそもアートって何?

アートと現代アートを全く別物だと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、本質的 には同じものです。

では、パフォーマンスとは/アートとはと捉え直し、もう一度考え直して見ましょう。

●”アート”の定義
アートとは、カタカナであることからも分かるように、本来は西洋の概念です。
宮廷画家と呼ばれる人たち、あるいは彫刻家が教会などの建築や壁画を担当していたのがい わゆる”アート”の始まりです。

ただ、中世だと”アート”の概念は人々には浸透しておらず、どちらかというと”デザイン”に 近いものでした。
そこから貴族制社会が終わり、19世紀頃から画家が貴族のお抱えではなく、展覧会や絵画 の販売で生計を立てるようになります。

ここが、今現在の”アート”の始まりと言っていいでしょう。

●デュシャンの”泉”
現代アートを語る上で欠かせないのが、デュシャンの”泉”です。発表年は1917年で、ただの 小便器にメーカー名と署名を入れ、アート作品として展示したのです。

なぜ家にある家具がアートではなく、展覧会で展示されているものがアートなのでしょうか?
芸術性とはなんなのでしょうか。
そこにデュシャンは人々の意識を揺さぶり、アートの 土台を崩したのです。

●”パフォーマンス”の地位
優れた芸術は時代を超えて受け継がれていくものだと人々は信じていますが、時代性の強いもの、後世に残らないものは価値が低いのでしょうか?

いわゆる“芸人”と呼ばれる人たち(お笑い芸人ではなく)が、画家や彫刻家よりも地位が低 く見積もられているのは偶然ではありません。
パフォーマンスと絵画・彫刻の違いは、時間性・身体性です。アートに身体性と時間性が加 われば、それはパフォーマンスと呼ばれます。
歌手もある種パフォーマンス・アーティストと呼ばれるかも知れませんが、サブカテゴリー である「歌手/シンガー」と呼ばれることのほうが多いでしょう(さらに下のサブカテゴ リーである「アイドル」と呼ばれたりもします)。

●”アウラ”と時間的成約
すこし俗っぽい話になっていしますが、”期間限定”や”地域限定”のおかしの価値が高く見積 もられてしまうのは、それが”貴重”と考えてしまうからです。
これを専門用語で”アウラ”といいますが、概念的には難しくないでしょう。

パフォーマンスの良さはまさにこの制約性にあります。
それはその場で行われ、後にのこることがありません。そして、パフォーマンスには絵画や彫刻にはない”交流”があります。

●パフォーマンスと参加型パフォーマンス
人は必ずミスします。
言葉に詰まったり、足をくじいたり、誤解したりします。
少し変な言 い方ですが、パフォーマンスの良さとは失敗の可能性があることです。

絵画や彫刻(オブジェクト)は、”失敗”することがありません。
ですから、どちらかという とずっと見て、そこに美しさや魅力を見出していくという作業につらなります。

パフォーマンスにはその”魅入る”時間が用意できません。体験するといったほうが正しいでしょう。

ワークショップなど、イベント参加型のアートフェアが増えていますが、これも芸術性よりは他の性質に重きをおいているといっていいでしょう。

さきほどの期間限定の話と同じように、人はそこにしかないもの、その時間にしか体験でき ないもの、量産されないものに価値を感じます。
パフォーマンスは、ある種その形式/フォーマット自体に価値があるといっていいでしょ う。

●ライブ感と、期間限定、時間芸術
現代アーティストは、昔のアーティストほど作品の永続性にこだわりがありません。さきほどのアウラやデュシャンの泉の影響です。

現代アートの本場はアメリカですが、アメリカではパフォーマンスアートに馴染みがあります。
これもポロックなどの先駆者あってこそですが、”コンセプト”の概念が浸透しているか らといっていいでしょう。

パフォーマンスを語るときに欠かせないライブ感とは何を意味するのでしょうか?
もちろん言葉のいみはそれぞれ捉えられ方が違いますが、”ライブ感”の中心は”その場で生成される印象”です。

パフォーマンスは、それが始められるまでは存在しないものです。歌手をイメージしていただくとわかりやすいでしょう。
歌がその場で始まり、そして続きます。展開が右往左往し、最終的に終わります。何分間か のストーリーは、最終的に終わります。

このアートの生成と終わりを時間とともに感じられるのは、パフォーマンス/時間芸術だけです。
オブジェクトには限界がありません。
時間性(時間的成約)があるとすれば、展覧会 そのものの期間、閉館時間、そして自分の寿命くらいではないでしょうか。

まとめ
つらつらとアート論について述べました。 アートとは、そしてパフォーマンスとはなんなのか。これを機に考えてくだされば幸いで す。それほど難しく考える必要はありません。みなさん、作品/アート/パフォーマンスを楽 しんでください。

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